不遇の作品「蒸気猿」だから愛しい

4月29日、定休日の画廊珈琲Zaroffさん店内をお借りしての無観客朗読「蒸気猿」ですが、
当初の予定「ライブ配信」は、原因不明のトラブルでうまくいきま戦でした。
原因不明と言いましても、地縛霊とか生き霊とか、そういったオカルトではなく、私がソフトの不具合について分からなかったり、Wi-Fiがなぜか途切れる理由が分からなかったりという事でして。

演じながらPCの心配をしながら、という作業を同時に一人でやれない精神的な弱さと言いますか、シングルタスクな人間でございます。

それでも、朗読自体は無観客で最後まで1時間強、やり切りました。
誰もいない中、衣装をつけて室内の灯を調整して、誰もいない中絶叫して、見えてきたものがありました。
なので、今回はそれでよし、です。

前半30分だけ、どうにかYouTubeに残っていたので、
そちらを公開いたします。諸々自戒を込めて。
よろしければ、ご覧くださいませ。

「蒸気猿 前半のみ」

「蒸気猿」はなぜか不遇の作品です。
初演は演劇仕立てでしたが、2ステージで聞いた方は7人です。
人目に触れるのを作品自体が拒んでいるような気さえします。

降車駅を間違え、小さな入り江の村にたどり着いた旅行者が、
おかしな老婆から、よく分からないまま「リーデンブロックさん」と間違えられ、昔の物語を聞かされる。
古代遺跡、蒸気機関、マッドサイエンティスト、人魚・・・
古いブリキの玩具みたいなお話、
子供の頃のごっこ遊びのような、そんな朗読をしたかった。
そういう作品です。

機会がありましたら是非、
今度は有観客で、やりたいです。
(あと、今回作った顔全体を覆う帽子は気に入ったので、
違う作品朗読の際も、このスタイルはありかななんて・・・)
気にかけてくださいました皆様、改めて、

ありがとうございました。

ちなみに、リーデンブロックという名前は、ヴェルヌの小説の登場人物です。どれに出てくるかは・・・ふふふ。

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