8月8日(火)と9日(水)、ご縁あって松本格子戸さんプロデュースの「ほんとにあった怖い話し」という納涼系企画イベントに出演させていただきました。
新宿はシアターpoo。
のっけから、そのだりんさん大迫力の一人芝居風語り「つゆはらいです」なんてもったいなさ過ぎるお言葉を自らおっしゃって・・・空気が一気に、妖しの世界へと変りました。続いて京はるなさんの切腹ショー、可憐な舞いと柔肌と刃のコントラストに最後まで釘付けでした。
そして牧瀬茜さんの実話怖い話語り。独特のオーラが強烈な花の香りのように舞台を包んだひと時。朱魅さんの「皿屋敷」を元ネタにした華やかで楽しいお芝居!ラストは大トリ、大阪から稲森誠さんの怖い怖い実話語り、笑わせ、引きつけ、怖がらせ。
今回出演した内容は、チェリーの朗読+若林美保さんの自吊パフォーマンス。
テキストは二日間いらっしゃるお客様も多いとの事で、8日は橘外男「蒲団」を、9日は急遽「化物屋敷」を、どちらも短くリライトして読むことに。「蒲団」は、上州の田舎町にある古道具屋、ひょんなことから仕入れた極上の蒲団一組がもたらす怪異、ビショビショと雨ばかり降るという始まりが現実の天候とシンクロして入り込んで読むことができました。効果音も一切なし、ただ朗読とそれにインプロで襦袢姿の若林さんが舞い自らを縛り吊られてゆく・・・怖い話で恐縮なのですが、とても幸せな朗読セッションでした。
大人のイベントに出演するのは初めてでしたが、格子戸さんのお人柄もあってか、いい雰囲気に包まれての二日間を体験。見て(聞いて)くださったお客様がたもあたたかくて、よかった!
ありがとうございました。
ちなみに
「蒲団」をやっている時、劇場入口の戸がずっと、誰かが叩いているみたいに鳴ってたのだそうです。外には誰もいなかった・・・!